忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日本酒

「おねーちゃん、この店に日本酒を置くんだって?」
甚平はカウンターで皿洗いをしながらテーブルを拭いているジュンに声をかけた。

「そうよ。『白い影』っていうのよ」ジュンはウキウキしていた。

「日本酒なんか誰が飲むんだい?失敗するよ」
「うるさいわねぇ!名前がいいからいいのよ」

「なるほど…」



があわいこさんの本日のお題は「失敗」、悲恋作品を創作しましょう。補助要素は「店」です。
#njdai http://shindanmaker.com/75905

ありゃ?しまった。悲恋要素がなかったな(爆)


「東京・上野の森美術館で8月8日から始まる「メカニックデザイナー 大河原邦男展」に合わせて、アニメコラボ酒で知られる白糸酒造(京都府宮津市)がタツノコプロ製作のテレビアニメをイメージした3商品の販売を開始。
展覧会の会場でも販売する。」

という情報を得たのでこんなお話を書いてみました(笑)
タツノコプロ×白糸酒造 ヤッターマン、ガッチャマン…「コラボ酒」大河原邦男展で販売

拍手

PR

武器を

武器を持たないオレたちが、ギャラクターをやっつけるには体当たり攻撃しかない。
今日も何人かブッ飛ばしてやったがオレの青いボディーには傷一つ付かないぜ。

オレの中に乗っているヤツは事あるごとにギャラクターへの復讐を口にする。
ステアリングからその気持ちが伝わってくるのさ。

死ぬ時は一緒だぞ



があわいこさんの今日のお題は『撃/青orブルー/復讐』です。

拍手

私のアイドル

 一日のパトロールを終えた忍者隊の諸君が三日月基地に帰還した。
健が報告を済ませると諸君はそれぞれ待機ルームへと戻っていった。
だがジュンはそのまま博士のデスクの前に残っている。
「どうしたね?ジュン」
南部博士は椅子に座ったままうつむき加減で立っているジュンに声をかけた。
「あの・・明日のパトロールなんですけど・・」
なんでもはっきりとものを言うジュンにしては珍しくもじもじとしている。
まさか靴を片方失くしたとかいうのではないだろうな・・そう思いながらも
「言ってごらん」
博士は優しく声をかけた。
「あのぅ・・パトロールが無事に済んだらここに戻らないでそのまま行きたいところがあるんですが・・」
「ゴッドフェニックスで行きたいというのかね?」思わず博士の右眉が上がる。公私混同されては困るのだ。
「いえ、ゴッドフェニックスはちょっと離れたところに置いて行くところはYK894地点です」
やはり公私混同ではないかと思いつつも博士はジュンの言った地点の地図を手早くインプットするとスクリーンに出した。
「と、いうと・・ペイズリー農場かね?」
「はい」
曇っていたジュンの顔が上気してビリジアンの瞳が輝きだした。
「実はそこでデーモン5の野外フェスがあるんです」
「農場で!?」

 そういえば1969年にもアメリカのニューヨーク州にあった個人所有の酪農農場で大規模な野外フェスがあった。
あれは、ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Festival)といってのちに伝説のミュージシャンとなったジミヘンやジャニス・ジョプリンも出演していた。
愛と平和、そして自由を謳ったヒッピーたちの祭典でもあった。

 博士がそんな物思いにふけっていると、ジュンが嬉しそうに話を続けた。
「会場内は入場料がいるんですけど柵の外なら無料で聞き放題なんです!」

そうか、そういえばウッドストックの時も確か途中からなし崩し的にフリーコンサートになってしまった。若者はいつの時代にも自由に憧れるものなのだ。
博士ははっと気づいた。
「無料ということはそのナントカ5のライブへは五人とも行くのだな」
「まだみんなには都合を訊いていないんです。行かないって言われたら私一人で降ろしてもらうつもりなんです。あとの四人はデーモン5の音楽には興味がないみたいなので・・ダメでしょうか・・?」

ジュンの表情が再び曇った。
眉の両端が下がって上目づかいに博士を見ている。
その博士はコの字に曲げた右手の人差し指を顎に当てて目をつぶり何事かを考えている。
「ジュン、四人をちゃんと説得して必ず五人そろって行けるかね。それなら許可しよう」
意外な博士の言葉にジュンは一瞬ためらいを見せたがすぐに「はい、大丈夫です!」ときっぱり答えた。
そしてその笑顔には説得できるという自信が満ちていた。

その笑顔を見た博士はどんな方法で説得するのかは訊かないほうが良いだろうと判断し・・いや、恐ろしくて訊けないので「よろしい」とだけ応じた。
「わぁ、よかった!博士、ありがとうございます」
ジュンは組んだ手指を上気させた頬に擦るように当てた。嬉しい時の彼女のサインだ。
夢だと言っていた自分の店を持たせてやろうと言った時と同じだ。
「さっそくみんなに話して来ます!」
そう言うが早いか白鳥が水辺から飛び立つ時のように優雅に美しく、しかし大変な猛スピードで待機ルームへ消えていった。

 これで健のツケは少し減るだろう。甚平はスナック・ジュンでの仕事が少し楽になるだろう。
そして竜のカレーライスの盛りがよくなると思われる。
だが、ジョーは・・?

ま、ジョーは一応女の子のジュンのお願いを断りはしないだろう。

「ギャラクターと戦っている方がよっぽどましだぜ」
そういう男子諸君のボヤキが聞こえるような気がする博士だった。


(おわり)

拍手

頼みたいこと

「ジョー、君に頼みたいことがある」

そう言って南部博士がほほ笑む時は要注意だ。
案の定、三日月基地との往復に水陸両用車を試作したからテストしてくれと言われた。

そして自分も後部座席に陣取るつもりでいる。
俺はお抱え運転手でもメカニックでもないぜ。

シートベルトを締める前に急発進してやろうか




があわいこさんの今日のお題は『博士/メカ/車』です。
 shindanmaker.com/313623

ジョー、お前ってやつは・・(違っ)
デブルスターに襲われてこの試作品はパスされてしまったようです←なのか?

拍手

「女性への贈り物ですか」

花屋の店先で立ち止まった俺に店員が声をかけてきた。

「わかりますか」
「えぇ、お若い方ですか」

「いや…」

言葉を濁す俺に店員はほほ笑んだ。

「お母様ですね」
「…まぁ、そうだな」


見繕ってもらった花束を抱えてアパートの外階段を駆け上がると俺はその人の玄関扉をノックした



があわいこさんの本日のお題は「花」、ゆったりした作品を創作しましょう。補助要素は「扉」です。

#njdai http://shindanmaker.com/75905

拍手

ブログ内検索

Author

があわいこ
詳しいプロフィールはINDEXのリンクからご覧ください

最新コメント

[06/25 があわいこ]
[12/22 があわいこ]
[10/22 があわいこ]
[09/30 があわいこ]
[09/30 朝倉 淳]
[07/24 があわいこ]
[07/23 朝倉 淳]
[06/24 があわいこ]
[06/24 朝倉 淳]
[06/22 があわいこ]

P R